サミュエル ・P・ハンチントン、Samuel P. Huntington、がその著書 "The Soldier and The State ; The Theory and Politics of Civil-Military Relations"において展開するシビル・ミリタリー・リレーションズに関する理論と政治学は、一部の軍事専門家や軍事社会学分野の専門家、あるいはこの分野についてかなり豊富な知識・素養を備えた知識層をおもな対象として著された難解かつ大部の学術書である。
これに対し本サイトでは、これらの比較的限られた読者層からいわば二回り、三回り外側に位置するより広い読者層を対象に想定して、この大作の主要な理論とその歴史的検証部分を体系的に要約し、その本旨をできる限り平易に紹介するよう心掛けることを目標としたい。
主要な焦点は、ミリタリー・プロフェッショナリズムを中核として提唱する軍の倫理・理念、そしてドイツおよびアメリカにおけるミリタリー・プロフェッショナリズムの創成と伝承の歴史、さらに旧日本軍の分析がその中心となる。
我が国の自衛戦力の位置付けや憲法改正にかかわる議論により確かな基盤を与え、国家の軍事的安全保障をより強固なものとする一助となれば、本サイトの目的は達せられることになる。
なお翻訳書は、『軍人と国家 : シビル・ミリタリー・リレーションズに関する理論およびポリティクス』(原躬千夫 訳 2022.7.25自費出版)を用いる。
ホームページのスライドショーの下部に設けた四つのカラムの表題
序章 ハンチントンが提唱する軍の理念
1章 将校はプロフェッションである
2章 軍の精神-プロフェッショナルな軍の倫理
3章 ドイツとアメリカー新時代の創成と伝承
が各章を構成する。
『軍人と国家』の全体の章構成は「翻訳書『軍人と国家』について」の目次を参照されたい。